加圧トレーニングで効果が出る仕組み
1、血流を制限することで乳酸がたまりやすくなる
加圧トレーニングとは、腕と脚の付け根にベルトを巻いて行うトレーニング方法です。ベルトで圧力を加えることで血流が制限されます。この状態で筋力トレーニングを行うと、疲労の原因物質である乳酸がたまりやすくなります。
2、成長ホルモンの分泌量が増える
乳酸がたまっていくことに比例して今度は成長ホルモンの分泌量が増えます。成長ホルモンには体にさまざまな良い効果をもたらします。加圧トレーニングの胆はこの成長ホルモンにあるのです。
3、筋力アップ、体質改善、回復力アップなどの効果が生まれる
成長ホルモンの分泌量が増えると筋肉も増えます。筋肉が増えると代謝が上がるため、太りにくい体に変わっていきます。そのほかにも、ケガの回復を早めたり、肌つやが良くなるといった効果も見込めます。血行が良くなるため、冷え性や肩こりなどにも有効です。
ポイント=「遅筋と速筋の両方を効率的に鍛えられる」
筋肉には、瞬発的に収縮できる「速筋」と持続的に収縮できる「遅筋」の2種類があります。通常、速筋を鍛えるには重い負荷のトレーニングが、遅筋を鍛えるには軽い負荷のトレーニングが必要になるため、この2つの筋肉を同時に鍛えることは難しいとされています。
しかし、加圧トレーニングは血流を制限することで人工的に重い負荷でのトレーニング状況を作り出すため、軽い負荷であるにも関わらず速筋と遅筋を同時に鍛えることができるのです。
高齢になるほど重い負荷が必要になる速筋を鍛えることは難しくなりますが、ご年配の方でも速筋を効率的に鍛えることができます。
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